Hello to you

ウサギ飼いだったモーヲタの記憶と記憶

クッキーのこと。真面目に書きました。



クッキーのこと。おそらく12歳になっているはずです。もらってきたので何年の何月何日に生まれたのかまるっきりわかりません。
最近、敢えてここには書かずにいました。書かずにというか、正しくは書けずにいたと言うかです。2009年12月30日付の日記でいただいたコメントのお返しにも書いたのですが、もうちょっと詳しく正直に気持ちを書きます。
クッキーが本当に年をとってしまいました。もう一日寝たきりです。ご飯も横になって寝ながら食べています。寝ながらでも食べられるように、お皿は平たいものにしました。下にかじり木を置いて、その上にお皿を置いて傾けています。水を飲むときには私がお皿までクッキーの口元を近づけて飲ませます。たまに自分の力で頭を上げて飲むことがあるのですが、体を支えきれず、顔を水につけて倒れています。あわてて起こします。今のところ、鼻も口も水につかってしまうと言うことはありません。しかし、口から下、もしくは顔の片側が水でびしょぬれになってしまうことはよくあります。タオルで水を拭いてやりながら、もしこれで息ができなくなってしまったらどうしようと考えます。
起きているときは、なるべく体をまっすぐにできるように体の下に折りたたんだタオルを当てています。何しろ腕に力が入らないので、常に腹ばいの状態です。脚は両方とももうまっすぐに伸びきって自分の意思では動かすことはできません。
一日のほとんどを眠ってすごしています。私が物音を立てても名前を読んでも起きません。体をゆすっても起きないことがあります。まだ若かった頃は、眠っていても目を開けていましたが(ウサギは目を開けて眠ることがあります)今は、目は閉じたままで眠ります。耳だけはぴんと立てています。
正直言って、私は、眠っているときのクッキーが「死んでいるのではないか」と思うことが何度も、何度もありました。そのたびにきちんと息をしているか、おなかがちゃんと動いているかを確認しないと不安でなりません。
体全体の毛が薄くなりました。それでも腰から上はまだなんとか写真でお見せできるのですが、腰から下は一気に薄くなり、脚にいたっては一部もう毛が生えてきません。これは、加齢だけではなく、寝たきりによるものだと思います。
何よりも清潔第一なので、お尻の周りをきれいにするようにしています。お風呂には毎日入ります。おしっこがシーツにつき、それが体に触れるので肌が痛みます。お風呂の後にはお薬を塗ります。日によっては目やにが出ますので目薬もさします。
うんと痩せました。なでると肋骨が手に当たります。
下痢が多いです。脚が動かせないので、どうしても脚と脚の間に便がつきます。おしりふきを使います。人間の赤ちゃん用をつかうと動物用よりも肌が痛まないようです。たまに肛門を中心に便がたまります。股の間に挟まる感じでたまります。普通の丸い便ならば転がって出て行くのですが、下痢気味、もしくは盲腸便の場合は私が様子を見て便を取り除きます。
クッキーが歩けなくなってしまったのは、私のせいです。大きな地震があったからといってもあの時あの判断をしていなければ、こうはならなかったのです。こう思うたび訳がわからなくなります。
この前、この日記を最初から読み返しました。クッキーの若い姿を思い出せなくなっていました。毛がしっかり、いっぱい生えていて、体つきもまるまるしていて、・・・、








2010年もクッキーが長生きしてくれますように。私はその分クッキーに自分の寿命をあげます。でもクッキーは今、こんな体になってしまって、それでも生きていて幸せなのかどうなのかわかりません。動物病院で診てもらって、切なくて泣いたこともあります。自分でもお世話が大変なことでちょっと参っている部分があるのかもしれません。でも、クッキーには元気でいてほしいのです。そう思いながらも心の準備をしています。動物のお葬式のパンフレットがたまたま家のポストにダイレクトメールで入っていることがありました。それをよく読んで、いつ何があっても対応できるようにとってあります。
お正月の衣装も体の負担になると思ったのですが、もしかしたらクッキーにとって最後のお正月かもしれないとも思いました。初めてこういうものを着せました。正確にはパンツははかせていません。かぶせています。被り物もしっかりマジックテープをとめるとかわいそうかなと思ってゆるゆるにしてあります。
せっかくのお正月なのに、こんなことを書いてしまってすみません。でも、お正月だから改めて書きました。